人とつながる勇気

誰もがコミュニケーションが得意なわけじゃない。


誰もが自己開示が得意なわけじゃない。


世界に対して自分をおおらかに開いて生きている人。


自分を閉じて生きている人。


開きたい自分と、閉じていたい自分がせめぎあっている人。


人の人とのつながり感はいろいろだ。




誰かとつながりたいけれど、つながり方がわからない人もいる。


孤立感を抱えているものの、自分の持っているなんらかのクセが

自分ではよくわからない人もいる。



十分つながっているように人からは見られているのに

その人の心の中では とっても無理して本当の自分が悲鳴を

あげている場合だってある。


みんな

今よりも


もっと優しく生きたいって思いながら

今日という時間を過ごしている。



らふらふぴりか。に集まっている人たちは

私も含めて

世界とのつながり感に、四苦八苦している究極のメンバーだと思う。


挨拶一つに全身が固まる。


質問一つ答えるのにもどもってしまうこともある。


相手の表情から何かを読み取るなんてこと、宇宙人のなせる技のように

難しく感じてしまう。



とにかくコミュニケーションは苦手。


でも人とつながりたい。つながれる自分になりたい。


そんな仲間が集まって

2月4日で、無事に4回目の集まりを持つことができた。


2月4日は、参加者の1人の誕生日。

会場を提供してくれた、ソーシャルエナジーカフェの計らいで

素敵なバースデーケーキと音楽のサプライズ。


それから予想もしなかったけれど、参加者がプレゼントを

用意してきてくれていた。


みんなで食べたケーキは、とっても優しい甘さで美味しかった。



4日のテーマは3月11日の震災で困ったことの共有と、

防災のために自分たちにできること。


参加者はそれぞれに、病気や障がいを抱えていて、日々の生活では


自立支援法にもとづく施設を利用したり、行政の相談先を利用したりしながら


がんばって1人暮らしをしている人が中心。


そういった相談先とは、緊急時にはどのようにつながれるのか。


自分の居住地の避難場所はどこか。


情報を得るにはどうしたらいいか。


緊急時に大切な薬が手に入らないという事態を防ぐためには

どうしたらいいか。


日々の備えにはどんなものを準備していたらいいか。



皆3月の震災のときには、自分が不安定になったりもしたけれど

それぞれに、東北のために義援金の寄付をしたり、ニュースを

見聞きする中で、東北の人の苦労を心配したことを

私は知っている。


震災をきっかけに、長年音信不通だった実家に勇気を出して

連絡をとった人もいた。


皆で4日に話し合ったことは、

自分たちをもっとエンパワメンとしていこうね、という話。


それは防災意識を高めるということだけでなく。


自己肯定感を育んでいくこと。


黙っていても、ありのままの自分でもいていい場所が

自分にもあること安心していくこと。


だからといって、そこの場で勝手に過ごすのでなく

お互いに思いやりを持ちながら

ソーシャルスキルを向上させていくこと。


病や障がいへの肯定的な理解を深めていくこと。


そうやって、少しずつ


自分自身に安心しながら、人とつながっていけるようになりたいね、と



そんな話をしながら、らふらふぴりか。の第4回を終了した。




直接的な震災支援とはちょっと違うのかもしれない。



南アフリカエイズとともに生きる人を支援する活動とは

ちょっと違うのかもしれない。




でも、これが私がアフリカから教わったこと。



これが、ニバルレキレの震災支援。



いつかすべてがつながりあうと信じて。



今日もまず自分に優しく生きようと


つぶやいてみる。