2011-02-01から1ヶ月間の記事一覧

小さな炎(3)

院内学級の活動でも、フィアメーラはたいていの場合にリーダーシップをとってくれる。 初めてとりくんだ水彩画では、一番乗りで大胆に絵筆を動かして、とっても明るい色の一筋の線を白い紙にのばし、にっこり笑った。そして画用紙を一杯に塗りつぶしていく。…

小さな炎(2)

多くの子どもたちは、私のたいして大きくもない、おっぱいの膨らみに関心を示す。 「これ何?」「何のためにあるの?」 彼らは粉ミルクで育っている。ずっと病院の中で過ごしているから、地域で母親が赤ん坊に母乳を与える姿を見る経験もない。 フィアメーラ…

小さな炎(1)

「小さな炎」という名前の女の子。名前はフィアメーラ。彼女のお話は、他のNGOでエイズ孤児の物語がキャンペーンに必要と頼まれて、一度書いたことがある。どうしても、それをもう一回、きちんと自分の手で誰かに伝えることが必要なんじゃないかと思ってずっ…

つないだ手を離さないこと。

ジョバーグ周辺のタウンシップには、周辺にたくさんの共同墓地が存在する。 その中を歩いていると、この国の歴史を少し垣間見ることができる。 墓地はだいたい年代ごとに区画が分かれているのだが、例えばアパルトヘイト終焉の頃、闘争の激しかった年代の区…

マザーテレサのことば

私たちが排水溝から引き上げた男性は、 体の半分を虫に食べられている状態でした。 彼をカリガートにある 『死を待つ人の家』に連れて来ると、 彼はこう言いました。 「私はこれまで道端で獣のように生きていました。 それなのに今、愛され、手当てを受け、 …

新しいワークショップ2月26日にスタートさせます。

今日はニバルレキレの新しいワークショップシリーズのご案内です。◆++++ WORK SHOP YINI? (イーニ?)第1回開催の案内 +++◆2011年になり1ヶ月が経過しましたが、皆さんどのような1年の歩みをはじめられましたか? ニバルレキレ事務局・アフリカ日本協…

シスター・ローズ

まだブログで途中のままになっている話『ザネレ』で登場する、シスター・ローズは本当に情報通だ。 地域で誰が困っているか、彼女と一緒に活動したら毎日訪問する先には事欠かないくらい、相談を受けたり、ゴシップを耳にしたり、自分から誰かの家を訪問した…