ニバルレキレ・ブログ引越しとHP開設等のご案内

皆さま 

ご無沙汰しており申し訳ありません・・・!


ニバルレキレは、南アフリカの活動と、首都圏での震災支援とこころのケア活動を、2012年もていねいに行わせていただいています。


この間に、いろいろとブログやホームページ、Facebookその他、整理をさせていただきました。


ニバルレキレの活動は
下記からご覧になっていただくことができます。


◆ニバルレキレのホームページ◆
http://www.ngibalulekile.org/
→活動全体について紹介しています。現在、ホームページは作成途中。



◆ニバルレキレのFacebookページ◆
http://www.facebook.com/NGIBALULEKILE
→日々の活動やスタッフの想いなどを毎日紹介させていただいています。



◆代表によるブログ◆
http://ameblo.jp/ngibalulekile/ 
→代表の小山によるブログです。(このブログの引越し先となります。)



どうぞこれからもよろしくお願いいたします。


 ニバルレキレ 小山えり子

震災「わかちあいの会@東京」第14回 2月17日の報告です

2月17日に震災「わかちあいの会@東京」第14回を開催しました。

参加者は9名、懇親会からは12名に。


会でのルールを守ることで、本当にいろいろな各々の感情が

吐露されていきます。

安心できる空間で、震災以降に抱えてきた感情や、

それ以前から生育する中で抱えてきた自身の課題、

近況の自分の暮らしに起きた心の変化、

震災にかかわるボランティア活動の報告などが、

ゆっくりと語られ、シェアされました。



会で活躍しているのは人形です。

グリーフケアでも人形が使われたりしますが、

この会で多く登場するのは、アフリカン人形です。

南アフリカで息子をエイズで亡くしたお母さんが

作ってくれた人形たち。


その人形を手にした人が語る姿は、

どこか人形にも話しかけているようにみえることがあります。


17日は、アフリカン人形でなく、

会場のソーシャルエナジーカフェの人形を使わせていただきました。



次回のわかちあいの会は、東日本大震災から1年にあたる

3月11日にソーシャルエナジーカフェで開催します。


わかちあいの会の後にはチャリティイベントも開催したいと

思っているところです。

福島の母子とアンパンマンミュージアムへ。

2月18日に福島から避難されているお母さんや子ども達と

横浜のアンパンマンミュージアムに行ってきました。

これまで【わかちあい@東京】に参加を続けてくれていたC君が、

ボランティアとして参加。

ニバルレキレの震災支援の仲間がまた1人増えたうれしい1日でした。


会場では、子どもたちとお父さんはボランティアと一緒に

ミュージアムで思い切り遊び、その間にお母さんたちへのワークショップ

この日のワークショップでは、放射能被害から子どもたちを守るために

できることとして、日々の調理の工夫についての情報をシェアしあいました。)。


また、お母さん一人一人とのカウンセリングを行いました。


ニバルレキレでは、母子寮勤務経験の長い3人の仲間が、子ども担当。

私がお母さんたちへのカウンセリングを担当させていただきました。

今日は、お母さんたちとの会話の中で感じたことを報告したいと思います。


長期化した避難生活の中で、月1回のこの集まりで同郷のお母さん同士で

つながれる時間に安心感を得ているお母さんがたくさんいます。


そんなお母さんたちとの話で、確認できたことはやはり、避難生活の中で、

「ふつう」の暮らしを楽しむことや、今いる東京で地元のように近隣の人と

つながりあっていくことなどに困難を感じている方が多いこと。

話し相手が全くいない方もいること。

離れているお父さんとの良好な関係やコミュニケーションの維持に、

それぞれに苦労をされていること。

避難されているお母さんだけでなく、福島に残っているお父さんにも

大きな精神的ストレスがかかっていること。



一方で、大変な生活の中で、皆の少しずつ情報へアクセスしていく力が

増していることも感じる会話が多かったのは、とても心強いことでした。

情報につながっていることは、エンパワメントされていく過程でとても

大切なこと。

お母さん同士のネットワークだけでなく、支援団体とのつながりを

維持する力があるお母さんが、そもそもこういった集まりに参加できる

ように思います。

そういった力のあるお母さんが、出会った別のお母さんを次の集まりに

誘ってみようという気持ちになってくれることが、つながりあい支え

あっていく上で大切になると思いますが、すでにそのような動きが

お母さんたちの中に生まれていました。


この活動を手伝わせていただけることに改めて感謝する1日でした。 

2月17日は第14回震災「わかちあいの会@東京」です。

2月で第14回になる、わかちあい。


そして3月は震災から1年。


震災の日を前にいろいろな想いもめぐる時期。


どうか1人でも多くの人が、1人きりで


何か苦しさだったり迷いだったり不安といったものを


抱え込まずに、


肩の荷を少しでも降ろせるようにと願う冬。




第14回のわかちあいの会@東京を下記の予定で開催します。


一緒にあたたかな空間をわかちあいませんか?




日時:2月17日(金) 19:00〜 わかちあい
            20:00〜 懇親会

会場:ソーシャルエナジーカフェ

会費:わかちあいのみ参加の方はドリンク代
   懇親会まで参加の方は2000円とドリンク代 


お問い合わせは wakachiai@hotmail.com までお願いします。

人とつながる勇気

誰もがコミュニケーションが得意なわけじゃない。


誰もが自己開示が得意なわけじゃない。


世界に対して自分をおおらかに開いて生きている人。


自分を閉じて生きている人。


開きたい自分と、閉じていたい自分がせめぎあっている人。


人の人とのつながり感はいろいろだ。




誰かとつながりたいけれど、つながり方がわからない人もいる。


孤立感を抱えているものの、自分の持っているなんらかのクセが

自分ではよくわからない人もいる。



十分つながっているように人からは見られているのに

その人の心の中では とっても無理して本当の自分が悲鳴を

あげている場合だってある。


みんな

今よりも


もっと優しく生きたいって思いながら

今日という時間を過ごしている。



らふらふぴりか。に集まっている人たちは

私も含めて

世界とのつながり感に、四苦八苦している究極のメンバーだと思う。


挨拶一つに全身が固まる。


質問一つ答えるのにもどもってしまうこともある。


相手の表情から何かを読み取るなんてこと、宇宙人のなせる技のように

難しく感じてしまう。



とにかくコミュニケーションは苦手。


でも人とつながりたい。つながれる自分になりたい。


そんな仲間が集まって

2月4日で、無事に4回目の集まりを持つことができた。


2月4日は、参加者の1人の誕生日。

会場を提供してくれた、ソーシャルエナジーカフェの計らいで

素敵なバースデーケーキと音楽のサプライズ。


それから予想もしなかったけれど、参加者がプレゼントを

用意してきてくれていた。


みんなで食べたケーキは、とっても優しい甘さで美味しかった。



4日のテーマは3月11日の震災で困ったことの共有と、

防災のために自分たちにできること。


参加者はそれぞれに、病気や障がいを抱えていて、日々の生活では


自立支援法にもとづく施設を利用したり、行政の相談先を利用したりしながら


がんばって1人暮らしをしている人が中心。


そういった相談先とは、緊急時にはどのようにつながれるのか。


自分の居住地の避難場所はどこか。


情報を得るにはどうしたらいいか。


緊急時に大切な薬が手に入らないという事態を防ぐためには

どうしたらいいか。


日々の備えにはどんなものを準備していたらいいか。



皆3月の震災のときには、自分が不安定になったりもしたけれど

それぞれに、東北のために義援金の寄付をしたり、ニュースを

見聞きする中で、東北の人の苦労を心配したことを

私は知っている。


震災をきっかけに、長年音信不通だった実家に勇気を出して

連絡をとった人もいた。


皆で4日に話し合ったことは、

自分たちをもっとエンパワメンとしていこうね、という話。


それは防災意識を高めるということだけでなく。


自己肯定感を育んでいくこと。


黙っていても、ありのままの自分でもいていい場所が

自分にもあること安心していくこと。


だからといって、そこの場で勝手に過ごすのでなく

お互いに思いやりを持ちながら

ソーシャルスキルを向上させていくこと。


病や障がいへの肯定的な理解を深めていくこと。


そうやって、少しずつ


自分自身に安心しながら、人とつながっていけるようになりたいね、と



そんな話をしながら、らふらふぴりか。の第4回を終了した。




直接的な震災支援とはちょっと違うのかもしれない。



南アフリカエイズとともに生きる人を支援する活動とは

ちょっと違うのかもしれない。




でも、これが私がアフリカから教わったこと。



これが、ニバルレキレの震災支援。



いつかすべてがつながりあうと信じて。



今日もまず自分に優しく生きようと


つぶやいてみる。

旅していこう。

君が幸せに笑ってくれるなら

他には何もいらない。


陳腐な台詞かもしれないけれど


本当にそう思うんだ。



君が幸せに生きていると

この目で確かめ

この心で安心しながら

生きていきたい。


だからずっと

一緒に生きていく。



風の吹くままに

寄り道してきたけれど


そろそろ当てどもない旅を終えて


新しい旅を始めようと思うんだ。



きっと優しい風が

背中を押してくれるはずだから。