ことば・詩

言葉を大切に

あとどれくらい行かなくてはならないのかと尋ねるたびに目的地は遠ざかる。 セネカ族のことば

『迷い鳥』より

夏の迷い鳥が、 私の窓にきて、 うたをうたい、 飛び立つ。そして、 秋の黄ばんだ木の葉が、 うたうでもなく、 吐息まじりに舞い散る。 〜タゴールの詩〜

「迷い鳥」より

いちばんよいものは ひとりで来ない。 それはすべてのものを 仲間に引き連れてくる。 The best does not come alone. It comes with the company of the all. 〜タゴールの詩〜

もしも瞳に涙がなければ 魂に虹はかからない。 〜ミンクアスのことば〜

生きる。

生きるとは 与えることと 受け取ることの 両方。 〜モホーク族の言葉〜 ・・・・・・・・・・・ 君の今日という日に、 やさしい時間が流れたなら。 そのことで 私は幸せになる。 そんな一日。

再生。

死の中で私は生まれる 〜ネイティブ・アメリカン ホピ族のことば〜

オブジエ族の戦士

明日太陽が昇りこの世のどこかで花が咲くのなら その花の香りを嗅ぐため 自由になりたい 私の肉体に血が流れ 体温があるかぎり この冷え切った独房の中で 自由を思う デニス・バンクス1985年9月13日

レバノンの詩人

大切な友人が詩を贈ってくれました。 とても素敵で、私も皆さんに紹介します。 レバノン出身の詩人カーリル(またはハリール)・ジブラン(またはギブラン)の詩 『子どもについて』訳:星野道夫 あなたの子供は、あなたの子供ではない。 彼らは、人生そのも…

哀しみの調べ

世界が押しよせてくる、いつまでも哀しみの調べを奏で続ける心の弦をとおして。 The world rushes on over the strings of the lingering heart making the music of sadness. 〜ロビンドロナト・タゴール『迷い鳥』より〜

WAVIN'FLAG 希望よ届け。

K'NAAN(ケイナーン)の紹介 http://bmr.jp/bands/detail/00001283.html ケイナーンは、アフリカのソマリア出身のシンガー。 祖国ソマリアの内戦が激しくなり、12歳の時NYへ亡命。 現在はカナダ、トロント市を拠点に活動中しています。 彼のラップを中心とし…

マザーテレサのことば

私たちが排水溝から引き上げた男性は、 体の半分を虫に食べられている状態でした。 彼をカリガートにある 『死を待つ人の家』に連れて来ると、 彼はこう言いました。 「私はこれまで道端で獣のように生きていました。 それなのに今、愛され、手当てを受け、 …

タゴール

タゴールの詩から。 愛とは 酒を注がれた杯のように 満ちあふれるいのち。

明日お会いしましょう。

明日は、新しく始めたワークショップ I KNOW のいよいよ第2回。 前回参加してくださった方もたくさんいらしてくださる予定。 そして新しく参加してくださる方も何人も。 とても楽しみです。 みんなで、ゆるやかにつながりあい、自分の心に何が生まれるのかを…

傷を愛すること

今読んでいる本。 じっくりと自分なりに消化できたら、ニワニワブックスで是非紹介したいと思っている。どこの本屋で出会ったのだろう。ふと、目に飛び込んだタイトルそのものが、私が生きていくうえで、ニバルレキレやそれ以外の仕事をしていく上で、大きな…

タゴール

夏の迷い鳥が わたしの窓にきて うたをうたい、 飛び立つ。そして、秋の黄ばんだ木の葉が、 うたうでもなく、吐息まじりに 舞い散る。〜タゴール〜 今日は、夕ぐれの街頭の灯りと薄闇の中の月明かりが、とても美しく 色づいたプラタナスが揺れていました。 …

はじまりの日

はじまりの日 〜FOREVER YOUNG〜 きみが手をのばせば しあわせに とどきますように きみのゆめが いつか ほんとうに なりますように まわりの人びとと たすけあって いけますように 星空へのぼる はしごを 見つけますように 毎日が きみの はじまりの日 きょ…

あらしのよるに。

子供と夢中になって読んでいた絵本、『あらしのよるに』シリーズを読み終え、週末は特別編の『しろいやみのはてに』を読みました。 素敵なことばがあったので紹介しますね。〜いきるということは えらぶということ、 えらぶということは あたらしい じぶんに…

ンコシ・ジョンソン君

ンコシ・ジョンソン君はアフリカでエイズとともに生きる人々の小さなヒーロー。今までも。そしてこれからもずっと。 ジョンソン君の元気だった頃の写真を家に飾っているHIV陽性者の友達がたくさんいます。彼のことが書かれた本は私にも宝物です。ポスターは…

V.E.フランクル

V.E.フランクルという人をご存知ですか? 有名な本は『夜と霧』。 ナチスドイツによる収容所での体験記録です。彼は精神科医です。1997年に亡くなりました。 私が大好きなのは、彼の 『それでも人生にイエスと言う』です。哲学書のようで、一応読みやす…

タゴール詩集より

久しぶりに、タゴールの詩を紹介します。タゴールの詩が多いのは、もちろんタゴールが大好きだから。 詩はもともと好きで、いろいろな詩集を持っているけれど、 アフリカにかかわるようになって、心に響くようになったのは、 特になぜかタゴールだった。 そ…

幸福

発熱している子供に、約束していた宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」を読み聞かせしました。幻想的な影絵で有名な藤代清治さんが作られた絵本なので、文章は藤代さんによって少し変えられています。多くの人の知っている、ジョバンニとカンパネルラの星空の旅。内…

心をこめて

先日、チャリティーコンサートがきっかけとなって、ある素敵な女性の方に、レッドリボンのビーズバッジをたくさん買っていただきました。そして、その方がポストカードを送ってくださいました。 今我が家の特等席にあるそのポストカードの言葉と写真。それは…

御礼、そしてタゴール

先日の土曜日にアフリカ日本協議会主催の公開座談会がありました。 長く南アにかかわり、多くを学ばせていただいているスピーカーに混ざって、私もエイズのことやタウンシップのこと、ジェノフォビアのこと、いろいろ話をさせていただきました。 一番この集…

ライアル・ワトソン博士

ワトソン博士を敬愛する人は、日本でもたくさんいるのではないでしょうか。私もその一人。彼の「生命潮流」「アースワークス」などを昔愛読していました。ふとアフリカと行き来する生活となり、本棚の彼の本を開くと、「アフリカの白い呪術師」というのが紹…

ソーク族のことば

ソーク族というのは、南アフリカ共和国の民族ではありません。すみません・・。 ソーク族はネイティブアメリカン。私の家にある本は、文化圏でいうとゴチャゴチャです。本は、旅に似ています。そして、素敵な本は生きる智恵を私たちにくれます。直接出逢うこ…

タゴールの詩から

今日も、タゴールの詩からです。 わたしは、このちいさなわたしの世界に生きていて、 それをずっとずっとちいさいものにしているのではないかと 恐れる。 あなたの世界の高みへとわたしをみちびいてください。 そしてすべてのものをよろこんで手放す自由をわ…

タゴール

エイズホスピス勤務中は、キューブラー・ロスの「死ぬ瞬間」という本をときどき読んでいました。ロスの本はその後もすべて愛読していますが、私の中に印象深く残ったのは、本にちりばめれれた、タゴールの詩でした。 もともと、詩や文学が好き、ということも…

死に寄り添う

2003年から向き合い続けている、南アフリカ共和国。私たちが活動している場所は、ハウテン州のヨハネスバーグ市(地元っ子は「ジョバーグ」「ジョズィ」と呼びます)の郊外。隣接するエクルレニ市にはたくさんのタウンシップがあり、田舎や他のアフリカ…