傷を愛すること
今読んでいる本。
じっくりと自分なりに消化できたら、ニワニワブックスで是非紹介したいと思っている。
どこの本屋で出会ったのだろう。ふと、目に飛び込んだタイトルそのものが、私が生きていくうえで、ニバルレキレやそれ以外の仕事をしていく上で、大きなテーマになっていることだった。
宮地尚子さんという精神科Dr。略歴だけ見てもお会いしたくなるような不思議な魅力をなぜか感じる。精神科医の書いた本は肌に合わない本が多いけれど、宮地さんの本は、「即買い」をし、そして自分がきっと手放さないことをもう知っている感じ。
背表紙に書かれていた言葉を今日は紹介しますね。
傷がそこにあることを
認め、受け入れ、
傷のまわりをそっとなぞること。
身体全体をいたわること。
ひきつれや瘢痕を抱え、包むこと。
さらなる傷を負わないよう、
手当てをし、好奇の目からは隠し、
それでも恥じないこと。
傷とともにその後を
生ききつづけること。
心は震え続ける。
それでも、人は生きていく。
痛みとともに。
by 宮地尚子
また、会いたい人ができてしまった。