V.E.フランクル

V.E.フランクルという人をご存知ですか?
有名な本は『夜と霧』。
ナチスドイツによる収容所での体験記録です。

彼は精神科医です。1997年に亡くなりました。
私が大好きなのは、彼の
『それでも人生にイエスと言う』です。哲学書のようで、一応読みやすく、言葉を拾えば発見があり、勇気づけられるこの本が好きです。

その本からの言葉を紹介します。


どのようなことがまだ自分を待ち受けているかは、だれにもわからないのです。
どのような重大な時間が、唯一の行動をするとどのような1回きりの機会が、まだ自分を待ち受けているか、だれにもわからないのです。

愛されている人間は、役に立たなくてもかけがえがないのです。
人間はあらゆることにもかかわらず、困窮と死にもかかわらず、身体的心理的な病気の苦悩にもかかわらず、また強制収容所の運命の下にあったとしても、人生にイエスと言うことができるのです。
〜Y.E.フランクル〜    

とても難しいことです。でもたった一つのことで、フランクルの言っていることは実現できるのだと思っています。

自分自身をかけがえのない存在として大切にすること。

それができる人には、自分以外の命の存在が生き生きと心に届くことでしょう。そして、自分と相手と二人が幸せになれるよう動きはじめることでしょう。それがどんなに遠くにいる相手とであっても、手をつなげるのです。

人生にイエスといえるように。今日も暮らそう。