レバノンの詩人

大切な友人が詩を贈ってくれました。
とても素敵で、私も皆さんに紹介します。



レバノン出身の詩人カーリル(またはハリール)・ジブラン(またはギブラン)の詩
『子どもについて』訳:星野道夫



あなたの子供は、あなたの子供ではない。
彼らは、人生そのものの息子であり、娘である。
彼らはあなたを通じてくるが、あなたからくるものではない。
彼らはあなたとともにいるが、あなたに屈しない。
あなたは彼らに愛情を与えてもいいが、あなたの考えを与えてはいけない。
何となれば、彼らは彼ら自身の考えを持っているからだ。
あなたは彼らのからだを家に入れてもいいが、彼らの心をあなたの家に入れてはいけない。
何故なら、彼らの心はあなたが訪ねてみることはできない。
夢の中で訪ねてみることもできない あしたの家にすんでいるからだ。
あなたは彼らのようになろうとしてもいいが、彼らはあなたのようにしようとしてはいけない。
何故なら、人生はあともどりもしなければ、昨日とともにためらいもしないからだ。