# I CARE

10月のはじめの頃のブログで、新しいワークショップを少しずつスタートさせていきたい、ということを書きました。(今日の最後に同じものをつけておきますね。)

そのうちの1つの試みのワークショップ
I KNOW がいよいよ今週末です。実は緊張する性質なので、気をつけないと子供の前でも上の空になりがち。昨日は意識して一日子供と存分に公園で過ごしてきました。

I KNOW は、まず知ってみよう。という試み。いわゆる読書会ではなくて、自由にそのとき集まった人達の中でつくられた空気をお互いに存分に味わう。題材として読んでいる物語から、生き生きとした命の存在を知る。知ったときに、何かを感じる。感じたことを安心して誰もが発言でき、皆が耳を傾け、共有する中で、心が動き感じた上での「知る」体験をする。それが目標。うーん、うまく行くかな〜と心配にもなるけれど、皆でつくるのがワークショップだから、楽しみなのも事実。

そして、今日のタイトルの # I CARE

I CARE 気にかけよう。というワークショップもいずれは始めていこうと思っているのだけれど、まずはせっかくアナログな自分が始めたツイッターで、できることをスタートしてみることにしました。
何かの説明書を読む、ということを滅多にしないので、例えばブログもアナログのくせに本を読みもせずに、いじってなんとか覚えているのですが、ツイッターの本をちゃんと読みました(笑)
ハッシュタグ(#)とテーマを登録して認証されると、誰もがそのテーマで一言をつぶやける(ツイートする)ができるんだそうです。

そこで。
#ICARE というものを登録しました。
私が、あなたが気にかけていること。気にかけたいこと。関心のあること。アフリカのこと。エイズのこと。子供たちのこと。人権のこと。環境のこと。地球のこと。隣の誰かのこと。同じ屋根の下の誰かのこと。世界のどこかの誰かのこと。星空のこと。海のこと。生き物たちのこと。何か、あなたがなんとなく通りすぎて日々を生きているけれど、実は気になっていること、気にかけていこうかな、と思うことを是非、ツイッターでつぶやいてみてください。
慣れている人は大丈夫と思いますが、私のような初心者の方に説明すると、つぶやきの後は必ず半角スペースを空けてから#ICARE と入力します。

まずはこれで何かが始まるか、様子をみていこう!と思います。

私も早速今日から、自分のCAREできることをつぶやいていこうと思います。
南アフリカでよく目にするんです。
DO YOU CARE? I CARE.って。
あなたは気にかけている? 私は気にかけているわ。関心があるわ。って。
これは1つにはHIVエイズという南アで大きな課題となっているものに、自分自身が関心をもとう、というキャッチコピーという意味がありますが、それだけだと結局は「他人の問題」になってしまいます。
もう1つの大切な意味は、あなたはちゃんと自分のことをケアしている?HIVのステイタス(自分が感染しているかどうか)を知っている?私は自分という命に関心があるわ、だからHIVのテストにも行くし、自分の大切な人を守るためにはどうしたらいいかを考えるわ。という意志表明でもあるんです。

自分のことにひきよせてみると、HIVの検査に自分が行くことを想定してみたり、親を失うことや子供を失うことの悲しみが遠い世界の出来事でもぐっと近づきます。

なにをあなたは気にかけますか?

ツイッターでつぶやいてみてくださいね!つぶやいているうちに、何かあなた自身が動きはじめるかもしれません。私たちの心がそれで何か温かなもので満ちてきたらいいな、と思います。

いずれのワークショップにきっとつながると思っているところです。






以下は、10月6日に書いた記事です。
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新しいワークショップについて、まず1つは先に紹介したとおり。

(1)に書いたようなワークショップも引き続き継続していく予定。

新しいワークショップを始めようと思った理由は、自分自身がアフリカから物理的に離れている時間があり、その中でアフリカを知りたい!という要求がとても強くなっているということが根底には大きくある。

それから、自分なりに、ニバルレキレはどうにもこうにも小さな活動なので、その小ささが好きでやっているのだが、「NGOっていうより、運動って感じ」と励まされたときに、ふと思った。そうだ、私は運動大好き人間だった。もっと、動こう。動いていないから、変な感じなのだ。

学生時代は原発反対運動やら、路上生活の人の暮らしに潜入するやら、クルド人の問題に首をつっこんだり、不法滞在の外国人労働者のケアについて関心をもって仕事をさせていただいたことも多かった。

「運動」という言葉がニバルレキレにぴったりくるのかは、わからない。movenentというとちょっと大きなうねりのような波のイメージなので、これはニバルレキレとしては歓迎したい言葉だ。日本語の運動って、なんとなくヘルメットと機動隊が頭に浮かんだりして。

といって、「国際協力」という言葉でいいのか、自分でもわからないときがある。あまりそういう意識がない。これは問題なのだろうか。自分なりに胸をはっていえるのは、「ソーシャルワーク」はしている、ということ。

つまり、人は自分の専門というか得意なことや好きなことを切り口にアフリカとかかわるのが、一番自然なんだろうな、ということを考えているこの頃。例えば、ニバルレキレの仲間には旅行業のプロの人もいて、そのプロの旅のもてなしから、何人ものリピーターや帰国後の南アフリカへの支援などが生まれている。

キリスト教信者の仲間は、教会をまきこんでの展示会やコンサートを行って、さすが大きなネットワークだけあって、すごいパワーだった。

本の虫の私の、日本での味方は本。音楽や映画も好きだが、本当に好きな人の情報量や行動力には叶わない。

いろいろなアフリカやその他の国で活動している団体の資料やHPや本などを見て勉強したり、直接スタッフと話をする機会も増えたが、何か自分には、そういった国際協力でのノウハウ的なもの、とでもいおうか、あるいはイベントを盛り上げる企画性や祭り性とでもいおうか、そういうのが欠落していることに気づいた。

南アでも、「ほらリラト、ジャンプよジャーンプ、わかるでしょ。ピョンピョン。ほんとに、あんたって怠け者ね。」って言われていた私に、例えばワールドカップの時期に、サッカー関連のイベントができたわけがない(笑)。ボヤ〜ンとしているものだから、パートナーにも、今だに「ねぇ、南アの話、ほんとにできるの?怪しいな・・僕の方が薬には詳しいよ」と疑いの目を向けられてしまう。

だから、地味〜に、ニバルレキレの価値観に賛同してくれる人たちと、ゆる〜りゆる〜りと、活動している。無理していないので、それでいいのだけれど。

ただ。この活動は、はっきりいって、資金を集めるのにはあまりにも目立っていない。これは困る。学費や生活費工面に苦労しているたくさんの家族がいるのに。これはどう考えても、日本に一番長くいる私の責任だ。年末にあわてて、自分の貯金も加えて送金する、シェアすること自体は苦にならないから。でも、これでも代表だろうか?

そんな自責感をこの夏は抱えて過ごした。

さて、ファンドを集めることを優先して動くべきなのか。

それとも、南アへの関心の種がまだ芽吹いていない、どこかの誰かとの出会いを探すべきなのか。

まずは後者を大切にしなければいけないように思った。

元気なイベントはなくても、何かを求めている人に、心をこめて何かを語ること。それが1対1になってしまうような、小さな集まりであっても。

相手が求めているものが違えば、それに適している活動をしている団体を紹介してあげたりするのも、大切なソーシャルワークの仕事だ。

今年からまずは来年にかけて、国内でやってみようと思うこと。

①展示会の継続

②従来どおりのワークショップ(南アにかかわるテーマ)

③ワークショップ I KNOW まず知ってみよう

④ワークショップ I CARE 気にかけよう

⑤ワークショップ I SHARE 分かち合おう

⑥ワークショップまたは個人で I WANNA 私のプロジェクト  

できるかな〜。うん、できると思います。

頑張りま〜す。 

ファンド集め得意な人も連絡くださいね♪