発熱する体の声をきく。

先週は久々の高熱と気管支炎の手前の症状。

体も頭も心も休みたがっているんだな〜と特に病院には行かずに、自然療法で熱と気管支に良いと言われているものを口にして、暖かくして、1週間じっくりと休ませてもらった。
寒気に震えるのも、発汗するのも、じっと自分の体と会話しているようで、苦痛ではなかった。
普段、自分の体と会話ってしていない・・改めてそう思う時間だった。

病院へ行ったら、もしかしたらインフルエンザと言われたのかもしれないけれど、体そのものの治癒する力を信用せずに、医者頼みで暮らしてきた年数の長い自分には、今の暮らし方が大切。

これは南アで、ケミカルな治療を求める一方で、伝統的な暮らしや価値観や、治療法を大切にする友人たちと交流する中で、自分にとって自然な考え方になっていった。

もちろん、ケミカルな治療をすべきと思う症状や疾患が世の中にはいろいろ存在すると私は思っている。
医者ではないので、断定的はいえないけれど、少なくとも現在、結核HIVウイルスに感染している人が、栄養豊かな食事や、衛生的な住まいや、無理のない仕事や賃金に代わる収入源や、心の休まる家族の存在や、ストレスの少ない環境、安定した自尊心や自己管理能力といったものとかけ離れた環境におかれているときに、ケミカルな治療までもが不十分であったとしたら、その人は確実に命を失うことになるだろう。
そういう死にたくさん出会ってきた。

ケミカルが全てではない。
でも、ケミカルな治療は多くの人の命を救う。

私たちは、バランスよくこのことを自分の生き方や、周りの社会へ取り込んでいく必要がある。