5月7日はワークショップ I KNOW へ。

アフリカ日本協議会とニバルレキレ事務局主催の
ワークショップ I KNOW 第3回の最終案内をさせていただきますね。

今回開催の5月7日は世界エイズ孤児デーにあたるため、ワークショップのメンバーとも相談し、通常と少しプログラム編成を変えてみました。

いつもどおりの読書会を13:00〜から行いますが、前後にイベントをつけましたので、ぜひお時間を確保していただき、いらしていただければ幸いです。

以下は読書会の案内になります。今回2部構成にいたしましたことをご了解くださいませ♪

参加可能な方はぜひメールでお知らせください。


★ワークショップ I KNOW★
 第3回:3つめの物語〜プリスカ・ムロロ〜

震災の影響を受け延期した第3回を5月7日(世界エイズ孤児デー)に開催し、久しぶりにお互いの元気な顔を確認したいと思います。
新しく参加される方も大歓迎です。とても和やかな会です。お待ちしています!

彼女のエイズの物語のすべては、1987年に生まれた赤ん坊から始まった。我が子を机に投げつけた妻。秘密を強制し妻を脅す夫。死の恐怖。親戚から罵られ、暴力をふるわれ、プリスカは全てを失いかける。伝統的価値観の強い村で、生き続けるために彼女はどんな道を選択していくのか。
ジンバヴェの都市ハラレの郊外の村に生きる女性、プリスカの人生を皆で分かち合っていきましょう。

1回完結のノンフィクションを読みます。
初めての方でも気楽に参加できるアットホームな読書会です。

◆日時◆ 5月7日(土)第1部13:00〜14:45 読書会
       ※12:30〜会場にてエイズ孤児のミニ絵画展と
            PCにてエイズ孤児スライドフォト展
           第2部14:50〜15:30 
          ・エイズ孤児の物語  報告:嘉成真理絵さん
          ・エイズ孤児のおかれている状況について
                     報告:小山えり子     
◆会場◆ JICA地球ひろばセミナールーム503
〒150-0012 東京都渋谷区広尾4-2-24
東京メトロ日比谷線 広尾駅下車(3番出口)徒歩1分
http://www.jica.go.jp/hiroba/about/map.html
◆参加費◆ 300円(+エイズ孤児・震災孤児支援にワンコイン)
◆共催◆ ニバルレキレ事務局・アフリカ日本協議会(AJF)
◆申し込み◆ ngibalulekile2003@gmail.com ニバルレキレ(小山)
もしくは
       info@ajf.gr.jp アフリカ日本協議会(斉藤)まで

原書“28 stories of AIDS in Africa”は、ジャーナリストのステファニー・ノレンさんが南部アフリカ諸国を取材し、新聞連載後に書籍化したものです。南部アフリカでエイズとともに生きる、名もなき人たちのリアルボイスにふれる機会は日本の私たちには、なかなかありません。アフリカでエイズの影響を受けている膨大な数の中にある一つ一つの命に寄り添う体験をわかち合ってみませんか?

皆で同じ「場」を安心して過ごしながら物語を読むことで、大きな力が生まれています。

★「ワークショップ I KNOW」について
2010年から、ニバルレキレ事務局・アフリカ日本協議会共催で新しいワークショップが始まりました。
南部アフリカでエイズとともに生きる人々の言葉に、一つ一つ触れて、彼らがどんな命を生きているのか一緒に知る作業を皆でしていきます。
ワークショップでは『アフリカ〜28のエイズの物語』という日本では出版されていない本の物語を、皆で読みながら、エイズのことやアフリカのことを語り合っていきます。アフリカのHIV陽性者の人生を知ること、彼らの勇気を知ることで、私たちも自然と何かを感じ、自分に何ができるのかを考え、行動したくなるに違いないと考えています。
ワークショップで読むストーリーは、協力者が翻訳したものを用意します。
ワークショップの趣旨や今後についてもご関心のある方はニバルレキレのブログをご覧ください。
以下のメルマガで、これまで開催したワークショップを報告しています。
 ニバルレキレのブログ
 http://d.hatena.ne.jp/ngibalulekile/20101006/1286296893
 メールマガジン「I KNOW 通信 28stories of AIDS in Africa」
 [http://www.mag2.com/m/0001209275.html:title=http://www.mag2.com/m/0001209275.html
]
◆とりあげる本について◆
 "28 Stories of AIDS in Africa" by Stephane Nolen
28のアフリカのエイズの物語。なぜ28なのか、それは読んでいくうちに理解できるようになっている、と著者は語る。
カナダの新聞"Globe and mail" に連載されたルポが、その後加筆され書籍化された。ルポは、南アを含めたサハラ以南のアフリカ諸国の貧しい人たちが治療にアクセスできずにもがいていた2003年〜2004年に、現地で多くの人たちと長くつきあう中で、書かれた。

◆本について:ニバルレキレから◆
人権分野におけるNational Newspaper Award(カナダ新聞賞)を受賞、人権に関するレポートに与えられるアムネスティ国際賞も受賞している、なぜ日本では出版されないのだろう、と思われるとても素晴らしい本です。
南部アフリカ諸国のほとんどの国から、感染を公表した勇気ある人たちをとりあげ、その心をしっかりと数年がかりで受け止めていった、著者の作業のように、読書会という地道な作業を通して、私たちもじっくりと、アフリカで本当にエイズとともに生きている人のリアルボイスを聞いていこうと思います。