チャリティの人形劇

子どもと一緒に人形劇の練習をしている。

入学したての3月うまれの6歳ほやほやの子どもの
集中力は短い。

なかなか進まないけれど、
彼の大好きな絵本を劇の題材にした。

「どんなにきみがすきだか あててごらん」

サム・マクブラットニィ 文
アニタ・ジェラーム 絵 の素敵な本。

ニワニワブックスで、紹介させてもらったばかり。

この本の主人公のウサギ2匹を、劇では
アフリカのお母さんと子どもに見立ててみた。

どんなにきみがすきだか あててごらん。

うれしそうに跳ね回る子ども。
うれしそうに、抱きしめるお母さん。

我が子と私の手にした、小さなアフリカン人形の
子どもとお母さんが、くっついたり離れたりして、
ベッドライトが、かべに楽しげな影をつくる。

私の知るエイズ孤児の子供たちの笑顔は
みんなとても素敵だ。

くじけずに、堂々と生きている。

だけれど、ふと思う。

こうやって、どんなに好きか・・手をのばして
大好きなお母さんやお父さんにもう二度と触れられないんだ。

お母さんたちも、もう二度と抱きしめてあげられないんだ。

人形を離してみる。

寂しい。
悲しい。

一緒にいるべき二人が一緒じゃないなんて辛すぎる。

震災もそうだ。
一緒にいるべき家族がかけてしまうなんて
辛すぎる。

だから絶対私たちは忘れたらいけないんだ。

そんな悲しい体験をした子ども達のことを。
大人たちのことを。

ずっとずっと。
忘れたらいけない。

上手にはできないと思うけれど、
8日のチャリティパーティでは、
子どもと二人で人形劇をやるつもり。

朗読を頼む人も決めてある。

あたたかいイベントにどうかなりますように。