私に今できること。

これまで仲間と、東京武道館へ避難されている方への、メンタルヘルス面からのケアがどうなっているのか、いろいろと調べていた。

区へ連絡すると、都と言われ、都に聞けばどうもよくわからない返答が帰ってくる。

そして、武道館自体では、ボランティア活動はすべて館の外で行なわれ、中へ入っての活動は、弁護士・司法書士団体の方のみだけが認められており、他は門前払いだという情報であった。

その間、現場の様子を少しでも想像する助けとなったのが、こちらのブログ。
裏Today’s Kyota
詳しく、日々の様子を書いてくださっていて、その状況と、
例えば、調布の味の素スタジアムで、調布市が早々に調布市被災者支援ボランティアセンターを立ち上げたのとを比較すると、
行政の動きが、一致していないことがよくわかった。

そして、私や仲間の持っている資格「精神保健福祉士」の動きは?

ようやく今日、精神保健福祉士協会で被災地派遣を募集しはじめた、とのこと。

公的な精神保健福祉センターはすでに派遣されているようだが、私達にその情報が
還元されることはない。

ニバルレキレでは、被災地に行くことは、不可能だけれど、
東京で精神保健福祉士として、東京にいてもやれることがあるはず、と信じて
仲間と活動を本格的に始動した。

3月20日に震災わかちあいの会@東京を行ない、多くの人が心の中に、ストレスをこの震災から
抱えていることがわかった。

なので、4月16日(土)にも第2回のわかちあいの会を行いたいと思う。
それから、これから仲間を募って、可能な日に避難所への訪問活動をしていくようにしたいと
考えている。

ニバルレキレは南アフリカエイズとともに生きる人たちと活動していく団体。
その活動の中で教わったことは、自分が対面した命に対して、誠意を尽くすこと。

なので、本来のアフリカのことも活動していくけれど、私達が対面しているこの
大きな痛みに、自分たちだからできることを、ごく小さな行いにすぎないけれど、
やっていくつもりだ。

そうしなさい、と言ってくれるたくさんの仲間が南アにいる。
きっと待ってくれる。
待つ間に、亡くなる命がある。
待つ間に、ドロップアウトしてしまう若い命がある。
待つ間に、お腹を空かせて悲しみに泣く幼い命がある。
本当だったら、待てない。
でもそんな非日常が、彼らの日常。
そして、それでも、傷ついた誰かに思いを馳せるのが、アフリカの人たちだ。