陸前高田・3団体合同報告会

昨日4月18日、竹橋駅最寄りのちよだプラットホームで、震災で壊滅的被害を被った岩手県陸前高田市を拠点に支援活動を行なっている3つの団体の合同報告会が行なわれました。

ニバルレキレも参加させていただきました。

3団体とは
NPOみんつな〜東日本復興プロジェクト〜
KnK 国境なき子どもたち
NPO法人テラ・ルネッサンス

震災後これだけ早い時期に、現地で活動する団体が、他の団体としっかりと連携を図り、その活動を報告できるということに、まず何より各団体のフットワークの軽さと、柔軟性を感じます。

そして、実際に昨日聞くことのできた話は、参加した私たち全員が、具体的な被災地のイメージを持つとともに希望を心に抱けたものだったと思います。


●被災地にある多くの命へ共感していくこと。
●世界にある多くの命とともに生きていくこと。
●自分にできることがあることを信じて行動していくこと。
●自分にできないことを、しっかりと人を信じ託すからこそ人はつながりあい、支えあっていけるということ。



3団体に共通したメッセージだったように思います。


参加した方は私も含め、こんな感情をいだいてずっと過ごしてきたのではないかと思います。

●とにかく大変なことが起きている・・でも何なのかわからない。
●何かしたい、しなくては・・でも何ができるのかわからない。
●震災から1ヶ月以上経過した今はどんな状態なのか・・メジャーなニュースでは何も見えない。
●本当に必要とされていることが何なのか知りたい・・そこから自分にできることを、じっくりと考えたい。


報告によって、被災地の状況が写真やビデオから映像としても具体的に
イメージすることが可能となりました。
また実際に現地へ行かれた方たちの発言する一つ一つの言葉は何よりも
十分に信用するに足ります。
各団体が本来それぞれに理念を抱きつづけ活動してきた中での実績や特徴も紹介していだけたので、それらが存分に活かされた現地での活動報告は、これからそれぞれの団体がどこへ向かっていくか、私たちにもイメージすることが可能で、支援していく意欲がかきたてられました。

とても素晴らしい報告だったので、それぞれの内容についても別の記事で整理してみようと思います。

ぜひ他の地域で活動している多くの団体も、このような合同報告会を
企画していただけると、少しでも被災地への私たちの理解も深まりますし、何よりも、それぞれの団体の良さを共有していくことができるように思いました。
またその連携・連帯の力が、被災地で復興にむけて立ち上がっている土地の方たちを尊重し、伴走していずれ去っていく支援者の立場についての信用度も増すように思われました。
そのような報告会に、これからも参加していきたいと思います。