エイズ孤児たちの行方。
南アから子どもたちの近況の連絡がありました。
小学校と連携して運営しているセチャバセンターと別に、個別支援をしている子どもたちがそれぞれに迎えた新年度。かかわりが長い子が多いので、もうすぐ成人する子もいるし、思春期に入った子がたくさんいます。
南アでエイズ孤児の子にとって思春期・青年期は、親をエイズで失った幼児期の喪失感や悲しみとは違った、あるいはその喪失感をひきずった中での、様々な困難を経験する時期です。
学校も、学年があがるにつれ、日本以上に及第が難しくなります。
未来に選択肢のないことほど、子どもたちから希望を奪うものはありません。
仮に選択肢があったとしても、幼少からの積み重ねとして育まれる、なにかをやり続けることによって手ごたえを得られるということの学習やモチベーションの維持、自分の心・からだ・人生を大切にする上で欠かせない自尊感情の醸成などがなければ、簡単にドロップアウトしてしまいます。
私たちがやっていることが、なにか意味をなしているのか。それは正直わかりません。
それでもただひたすらに、寄り添い、そしてチャンスをつくり続ける。
親に代わってやることはできないけれど、隣で生きていくことならできるはず。
頑張って、彼らの学業を助けるための資金をつくっていきたいです。
どうぞ皆様、見守り・ご支援・ご協力をよろしくお願いします。