2010-01-01から1年間の記事一覧

おむすび

ニバルレキレの活動そのものの話ではないけれど。人と人が一緒に、同じことに向かい合う。そして一人が自分で、自分はどうするかを決めていく。もう一人は、その人が決めていく過程に静かにじっくりと寄りそう。 そんなソーシャルワーカーとしての自分の仕事…

ニバルレキレ展 神奈川学園で今週末。

今週末、横浜にある神奈川学園で文化祭が行われます。 その中で、2年生の生徒さんたちが、今年ずっと取り組んでこられた南アフリカについての発表・展示を行います。ニバルレキレの写真や絵画も展示される予定です。 お近くの方はぜひ足を運んでみてくださ…

アフリカNOW

南アフリカ情報源、とはちょっと違う。アフリカの情報源の雑誌。『アフリカNOW』といいます。アフリカ日本協議会というところが年4回発行しています。 http://www.ajf.gr.jp/lang_ja/africa-now/ 非常に様々なテーマをとりあげていて、私の知らない分野で各…

山本敏晴さんの写真展 

山本さんのことを知ったのは、南アから一時帰国していたとき。 出版社アートンの営業の方が、なにかのきっかけで、ニバルレキレのワークショップに参加してくださった。 その日のワークショップは、精神科デイケアで「アフリカを知ろう!」「何か病気を抱え…

おめかしして。

ちょっと重い話題を続けてしまったように思います。 元気な、スクウォッターキャンプ(スラム)の子供たちの写真の1つを紹介。このスクウォッターキャンプは、ナタールスプレイト病院という公立病院の少し裏手の方に広がるスクウォッターキャンプです。 ナ…

ある家族と、とても長くつきあってきました。 ふと、家族が独り言のように語った言葉が心に強く残っています。 何が辛いって・・・ 彼を失って、何が一番辛いって、 声がきこえないのよ。 返事がないの。 私が呼ぶじゃない。 何度も呼ぶじゃない。 それなの…

ノンプメレロ(4)

ノンプメレロのお話が止まっています。 ごめんなさい。まだ書けずにいるのです。 彼女のことを書こうと決めた日から、どんどんと彼女の記憶がふくらみ蘇ってきました。でも、その記憶は彼女についての話だけれど、多くが私というフィルターを通り、私が彼女…

ニバルレキレが文化祭に。

今日、神奈川にある高校の生徒さんから、電話がありました。9月18日19日の、学校の文化祭で南アのことをテーマに した発表をするそうです。 ニバルレキレの作品の貸し出しをすることになりました。きっと高校生みんなの感じたことや考えたこと、作り上…

レッドリボンバッジ

ときどき話題にしている、ビーズ製のレッドリボンバッジ。 このバッジは、南アのHIV陽性者が作成したものをたくさん買い上げて、生活費の足しにと支援しています。 最近は、日本でボランティアでバッジを作ってくれる仲間もいます。私も、時間をみつけてチク…

出会い

先日 素敵な女性のことを話題にしました。そのことで今日も。素敵なOさんからお手紙を再びいただきました。とてもうれしく拝見させていただきました。 どんなお返事を書こう・・心がウキウキとしてきます。人と出会いつながることって、本当に素敵です。出会…

心をこめて

先日、チャリティーコンサートがきっかけとなって、ある素敵な女性の方に、レッドリボンのビーズバッジをたくさん買っていただきました。そして、その方がポストカードを送ってくださいました。 今我が家の特等席にあるそのポストカードの言葉と写真。それは…

ポジティブ

ブログ、というよりもパソコンで文章をうっていくと、 ことばが手書きとは違う展開をしていくように感じます。良い悪いではなく、 脳みそが違う働きをする、という感じです。ついでに誤字も多くなったり、 文章のつじつまがあっていないことに後からきづいた…

ファーザーと車いす

久しぶりにファーザーニコラスとホスピスのお話です。ホスピスに一人のゴーゴーがいました。 ゴーゴーは名前ではありません。 ズールー語で、「おばあちゃん」の意味。ゴーゴーは出会ったときから車椅子。 腎臓に問題があって、尿カテーテルを利用しています…

ヒルベル

たまたま今日、本屋で見つけた本。 「ヒルベルという子がいた」 著者は ヘルトリング。 偕成社文庫から。 本屋では児童書にあるかもしれません。この本は、高校時代にメモして、タイトルだけ覚えていて、いつか出会うのを楽しみにしていた本です。紹介にも書…

久々。

久々のブログです。エイズ文化フォーラムが終わったときに ブログを書いていたら、下書き保存がうまくできずに 文章が2回も消えてしまい。 大ショック。」 盛り上がった気持ちで書いたのだけれど・・。でも、今読んだら、暑苦しいかもしれないですね(笑)。…

ニバルレキレってなんでしょう?

ブログを始めて、ようやく2ヶ月がたちました。 アナログな私も、パソコンに触れる日が増えました(笑)。「ニバルレキレ」という言葉に私たちが込めているメッセージ のことを改めてお話します。〜NGIBALULEKILE〜これは南アフリカ共和国の11の公用語のひ…

エイズ文化フォーラムin横浜

イベントのご案内です!明日、8月6日(金)〜8月8日(日) かながわ県民センター(横浜駅西口徒歩5分)にて、 エイズ文化フォーラムin横浜が開催されます。http://www.yokohamaymca.org/AIDS/ニバルレキレでは6日(金)〜8日(日)の期間 展示会場では、ニバ…

アフリカンキッズクラブ

今日は、いつもお世話になっているアフリカ日本協議会(AJF)が主催している、アフリカンキッズクラブのイベントに親子で参加してきました。 この催しについて詳しく知りたい方は http://www.ajf.gr.jp/lang_ja/activities/kids.html にアクセスしてみてくだ…

石のはなし

昨日のブログは、とっても個人的なことだな〜と思ったこともあって、自然とでてくる言葉のままの語尾表現で、パーっと書いてしまいました。ときには、そういう方が、特にタウンシップのことは書きやすいかな?とも思っているところです。昨日は、カテホン(…

ウ レーレ

子供の保育園の子供たちに、今朝も「また寝ぼすけ?」「また起きられなかったの?」と言われてしまった。 仕事を掛け持ちしていると、日によって出勤時間がちがうということもあって、気合を入れて早起きする仕事日以外は、保育園のお部屋の登園ビリッケツを…

ノンプメレロ(3)

この前に書いた、ノンプメレロとの会話は、本当にゆっくりと、ゆっくりと積み重ねていったものでした。 例えば、ラマポーザには家族はいるの?ときいた日には、「ママ。」で彼女は黙ってしまったし、子供のことも何日もたってから「子供が二人いるの。」とポ…

ノンプメレロ(2)

ノンプのトレードマークは頭に巻いた赤いバンダナ。ファーザーが日本からのお土産で彼女にプレゼントしたのです。 彼女は、本当に本当に静かな少女でした。彼女の声を私がきいたのはホスピスで出会ってから2週間くらいしてからです。みんなから離れて過ごし…

新しいことを始めよう!

先週のAJF(アフリカ日本協議会)主催の公開座談会から1週間が過ぎました。サッカーの日本チームへの応援から南アにも関心を向けていた方たちの中には、祭りが終わった後のように元の日常の世界へと視線を戻した方も多いと思います。例えばオリンピックでも…

ノンプメレロ(1)

今日からノンプメレロという女性の話をしようと思います。ノンプメレロは、本名です。彼女が私に「本名で自分のことを語ってね」と話してくれたのです。 名前の意味は、「誇り」です。 亡くなったときは25歳。初対面のとき私は10代の少年かと思ったくら…

御礼、そしてタゴール

先日の土曜日にアフリカ日本協議会主催の公開座談会がありました。 長く南アにかかわり、多くを学ばせていただいているスピーカーに混ざって、私もエイズのことやタウンシップのこと、ジェノフォビアのこと、いろいろ話をさせていただきました。 一番この集…

南アフリカからメール!

今朝、南アフリカからSMSが届きました。SMSは携帯電話でのショートメッセージサービスのことです。 けっこう南アフリカでのメジャーな携帯電話の会社には、日本とSMSができるものがあるんです。ちなみに、私はソフトバンクの携帯ですが、vodacomの携帯の友人…

ノムサ(4)

ノムサのお話は、これが最後になります。ノムサとファーザー・ニコラスと私の3人で写っている写真を眺めていました。シャッターをおしてくれたのは、お掃除のスタッフで、「カメラなんて」と緊張しながらのシャッターだったので写真はピンボケです。でも、…

公開座談会(AJF主催)のご案内

イベントのご案内です。 主催はアフリカ日本協議会(AJF)さんです。以下AJFさんからの正式な案内です。サッカー・ワールドカップが開かれる南アフリカって、どんな国? 南アフリカに関する本、どれから読めばいいの? 「犯罪大国」で人々はどんな風に暮らし…

チャリティコンサート。皆さんありがとうございました!

チャリティーコンサートが、昨日盛況のうちに無事に終わりました。 お天気も崩れることなく、たくさんの方においでいただいて、素晴らしい時間を分かち合うことができました。赤ちゃんからご高齢の方まで、本当に様々な世代のお客様が来てくださいました。パ…

南アフリカを知るための60章

4月に明石書店からエリアスタディーズのシリーズとして出版された「南アフリカを知るための60章」。 ワールドカップでの南アへの関心の高まりなのでしょうか?とても売れ行きが良いのだそうです。近日重版がでる予定となりました。 ちなみにこの本では、…